「…おい」
大変って
これか?
『そうだけど、何か?』
俺と優香が見ている先にあるのは
『…ZZZ』
優香の彼氏…健斗(ケント)に寄りかかって眠っている春華の姿があった
『廉ー、春華ちゃん間違って酒飲んじゃったみたいで
とりあえず酒には強いみたいでけろっとしてたけど…
今日の疲れも一緒になって全然起きねぇんだよ』
なんで教室での打ち上げに酒が混じってんだよ…
『廉、私春華の家って行った事無いから分かんないのよね』
ふーん
なるほど…
「つまり俺が送って行けと」
『話が早いわね、春華の家も今妹しかいないみたいで迎えに来られないって電話で言われたから助かるわ!』
はぁ
しゃーねーな
「…春華の鞄は?」
『あ、はいはいこれ!持てる?』
…うわ
軽っ
あ、文化祭だったからほとんど何も持ってきてねぇんだ
「そんくらいの大きさだったら俺のスポーツバッグに入る
今日荷物少ないし」
肩からかけるタイプだから両手は塞がらないし
俺は春華に寄っていって
軽く肩を揺さぶった
「春華ー」
『…すぅー』
…やっぱり駄目か



