あー
髪ちょっと優香ちゃんに直してもらった方がいいかなー?
ふと目に入った鏡を見ながら
多少崩れてしまった髪形を見て
どうしようかと悩む
…あれ
なにこの赤いの?
自分の首筋についている
身に覚えの無い赤い痣のようなものを見て思う
あ
そういえば…
確か廉君さっきここに…
そのとき
私の頭の中に
少女マンガのワンシーンが浮かび上がる
ま
さ
か
「優香ちゃん!優香ちゃん!」
『おー、ようやく気付いた?』
ひょっこりと顔を出した優香ちゃんは
どこか楽しそうに私を見ている
「これ…なんでキスマーク…」
ごにょごにょと言い辛そうに小さな声で春華はそれを指差しながら言った
それを聞いて
『おー春華でもキスマークって言葉は知ってたかー』
と感心する優香
「…そうじゃなくて!どうしよう…時間も無いのに…」
あ~!
こんなのみんなに見られたら…
その…えっと
さ、さらにえろっちいことされたって思われるんじゃあ…
『まあ、コンシーラーで隠してどうにかするしかないわね
絆創膏は古典的で露骨過ぎるし…』
「ばれないよね!?」
もの凄く必死な顔をする春華に
それを見てぷっと吹き出す優香



