今思えば
廉君ってキス好きだよね…
ぼーっと頭の中で考えながら
廉君のキスに浸っていると…
『あのー、キス魔の斉藤廉さーん
そろそろ春華返してくれませんかー
ラブシーンはもう見飽きたんでー』
えっ!?
だっ、だだっ、誰!?
…ばっと振り向いたら
ドアに寄りかかって手をメガホンのようにして呼びかけている優香ちゃんがいた
ま、まさか…
見られた!?
「優香ちゃん…いつから…」
『うーん…服と化粧やめてってあたりからかな』
そ、そんな前から…
カァァと今度は体中が熱くなった
『返すつもりねぇんだけど』
ぎゅっと私を抱きしめるから
私から優香ちゃんは見えなくなった
『…こんな日までイチャつかなくていいから
それに私も春華をそんな格好で外には出さないわよ』
仁王立ちではっきりと言った優香
「…え?」
パッと優香ちゃんを見ると
手には何か黒いものが…



