ゾゾゾッ
背筋を何か嫌なものが通り過ぎたと思ったら
バンッ
背後で何か
ほんっとうに嫌な感じがする音が…
カクッカクッっとロボットのように振り向くと
『やっぱり来た、斉藤廉』
なぜか負のオーラを全身に纏う廉君が
教室のドアの前に立っていた
…って
なんか…
いつにも増して
カッコいい…
『流石…ワックスがナルシストに見えないわね』
優香ちゃんの頭の中の方程式は
ワックス=ナルシスト
と、なっております
それは優香ちゃんがさらさらの髪の男の子が好きだからです
廉君の格好は
時代劇でよく見る新撰組のような衣装を着ている
…確か廉君のクラスは写真館だったから
客寄せ用で着ているんだと思う



