ますます気になる…。

俺たちの住んでる町に何の用があるのか、何があるのか…。


「まぁ、いっか。良かったじゃん、冬馬の家に住めてさ。」


結果的にK町に住める訳だから一件落着だ。


「うん♪本当にありがと〜、冬馬くん。」


小雪ちゃんもホッとしたみたいだ。


「気にすんなよ。けど何か奇跡みたいだな。」


冬馬の言う通りだ。



遠藤と帰らなかったら出会わなかったし、

遠藤が財布を忘れなかったら出会わなかった。




偶然とか奇跡で済ませれるもんなのか?


本当に運命とかいうものがあるような気もしてきた。