……………………。 「はい?」 「な、なんて?」 「えっと……家の前にいたから拾った……。」 それって、 「誘拐じゃねぇの………?」 「ち、違うよ!!」 遠藤は慌てて否定した。 けど、 おかしいだろ。 ってか「拾った」って捨て猫じゃねぇんだから……。 「ふー…君、名前は何て言うの?」 俺と遠藤は口論していたが、 冬馬はしゃがんで女の子に質問し始めた。