キャッチ。


「けど、やっぱり財布取ってくるね。家近いしさ。」


「え〜…時間勿体ないっての。」

俺としては早く帰って練習したい気分なんだよね。


「まぁまぁ。そこに公園あるしそこで待ってて!!」


そう言い残すとダッシュでどっか行ってしまった。





「……おい、冬馬。」


「逃げたら絶対あいつ泣くから逃げんなよ。」


「………。」

全部お見通しってか。まぁ、さすがに勝手に帰る事はしないけどさ。



「まぁいっか。たまには遠藤のわがままに付き合ってやらないとな。」

いつも遠藤には世話になってるもんな。


「そーだな。よし、とりあえず公園行こうぜ。」



「おーらい。」




俺たちは公園で待つことにした。