静かな空き地に響く優しい歌声。
「…聞いてくれた?」
遠藤が少し照れながら聞いてくる。
「…あぁ。」
「…今歌った通りだよ。あたしが大ちゃんを守るから、支えるから。」
今までだったら拒んでたその言葉。
けど今は、ずっと誰かに言ってほしかったと思うぐらい…
求めてたみたいだ。
「…大丈夫だよ大ちゃん。」
遠藤が言う言葉1つ1つが嬉しい、愛しい。
「…あ…りが、とう。」
俺は涙を流してた。声も震えてた。
それでも今の気持ちを伝えたかった。
「…俺を、支えてくれ…。絶対プロ選手になるから…隣にいて、俺を支えてくれ。」
「…もちろんだよ。ずっといるから…離れないから。一緒に頑張ろうね。」
やっと繋がった2人の気持ち。
いや、今までも繋がっていたけど…今まで以上に強く繋がったと思う。
ありがとう…遠藤。
いや、
「…これからは美咲って呼んでいいか?」
「…うん。」
…美咲。



