空き地に着き、辺りを見渡す。 目に入ってきたのは、昨日と変わらぬ姿勢でいる大ちゃんの姿だった。 まさかとは思うけど… 「家に帰らないでずっとここにいた…訳じゃないよね?」 「ずっと…いたよ。ずっと考えてた。」 そうだったんだ…。 「…整理出来た?答え見つけられた?」 あたしのその問いに大ちゃんは一言だけ答えた。 「全然。」