手が伸びてきた方向を見たら、ボサボサの髪に無精ひげを生やした男の人がいた。 「ちょっ!!あたしの携た…」 携帯を取り戻そうとしたがうまくかわされる。 そして、 「女の子が倒れた。場所はK町の………」 男の人はあたしが伝えたかった事を淡々と伝えていく。 「……えぇ。………お願いします。」 「ほらよ。」 全てを伝え終わったのか、男の人は携帯を閉じてあたしに返してくれた。