キャッチ。



「…早いな。」


「…うん。」



俺は約束の時間の10分前に公園に着いたけど、奏太は既にベンチに座っていた。



「冬馬帰ってきてないんだってね。」


奏太は険しい顔をしてる。


「あぁ。メール…来たんだろ?」


「うん。」


「奏太はどう思う?」


「どう思うって何が?」


「…冬馬に何かあったと思うか?」


「…分からない。」


「そりゃそうだな…。」


あ……奏太にあれ言わないと。


「……冬馬がいなくなった朝なんだけどさ、俺空き地行ったじゃん?」


「美咲ちゃんと2人で行った時?」


「そう。…それでさ、空き地に着いたんだけど…」


「着いたんだけど…?」


…やっぱ言いにくいな。


「……小雪ちゃんの手作りのマフラーとか、写真とか燃やされてたんだ。んでさ、…それ全部冬馬の持ち物なんだよ。」


「…え?」


奏太は驚きの表情を見せた。


「…冬馬が燃やしたって事?」


「…さぁな。何も分からねぇよ…。」