俺たちはとにかく空き地の周りを探し回った。
けど
「…いねぇな。」
「うん…。」
結局冬馬は見つからなかった。
それより、
「…この事さ、小雪ちゃん達に話していい事なのか?」
マフラーが燃やされた事を小雪ちゃんが知ったら…ショックを受けるはずだ。だから、あまり言いたくない。
「…言わない方がいいと思う。」
遠藤も俺と同じ気持ちらしい。
「じゃあ、言わないでおこうぜ。」
「…うん。何でこんな事になったんだろ…。」
「…理由とかはまた明日、冬馬に聞く。今日はもう諦めて帰ろう。」
もう手掛かりは無いし、さすがに疲れた。
明日になれば冬馬もいるはずだ。
俺たちは明日、冬馬にこうなった理由を聞く事にした。



