キャッチ。



徐々に煙の方へ近付く俺たち。


「…ここか。」


着いた。


足元を見るとまだ火がついてる物体があった。


大概のものは黒焦げになっていたが、まだかろうじて形を保っている物もあった。


それをよく見ると…


「……写真?」


写真だ。


「……この写真……っ!!大ちゃんこの写真!!」


写真を見てた遠藤が慌て始めた。


「……何の写真だ?」


俺にはまだよく分からない。


「あたしが冬馬くんに写真立てをあげた時…冬馬くんがその中に入れた写真だよ!!あの遊園地で撮った写真!!」


「……マジかよ!?」


よく見ると確かにその写真には…

冬馬と俺が写ってる。残り半分は燃えてしまって分からない。

けど間違いない。遊園地の時の写真だ。


「…なんで……。」


俺は驚きを隠せなかった。

が、さらに…


「……大ちゃん、これ…。」


遠藤が指差した物を見て言葉を失った。



「……この…マフラー…。」




小雪ちゃんが冬馬の為に編んだマフラーじゃねぇか…。