「はぁっくしょい!!」
寒…。
どれぐらい抱きしめたままだったか分からないけど、とにかく寒い。
「…なぁ遠藤。」
俺の胸に顔を埋めたままの遠藤に声をかける。
「…うん?」
遠藤が顔を上げた。
「…そろそろ行かないか?風邪引いちまうよ。」
「え〜…もっとこうしてたいな…。」
そう言ってまた俺の胸に顔を埋める遠藤。
俺もホントはこうしてたいんだけど…
「わがまま言うなって。冬馬探しに来たんだろ?」
「…そうだった!!」
そうだった、って…冬馬の事忘れてたのかよ…。
「…まぁ、行こ〜ぜ。」
「…うん。」
こうして、また空き地へと俺たちは向かう事にした。
手を繋いだまま。



