「…けど、俺に内緒で何かするのはやめてくれないか?俺って頭悪いからさ、勘違いしちゃうんだよ。」
どこかホッとしたような、そんな表情をした大ちゃんがあたしにそう言った。
確かに今回はあたしが悪い。
けど…内緒にしたかったな〜。大ちゃんのびっくりした顔が見たかったのに…。
まぁ、仲直り出来たしいっか。
「ごめんね大ちゃん。」
あたしはそう言って握りっぱなしだった大ちゃんの手を、さらにギュッと握った。
そしたら
「俺もごめんな。」
って大ちゃんが言いながらあたしを抱きしめてきた。
温かい…
好きな人とこうして過ごす時間が
すごく幸せだって事に改めて気付いた。
その幸せをゆっくり噛み締めるように
あたし達はしばらく抱き合ったままだった。
このまま時間が止まってしまえばいいのに…。



