キャッチ。



あ〜…疲れた。


まさかこんなに歩くなんて思ってなかったよ…。


大ちゃん歩くの早すぎ…。



「ほら、行くぞ。」


もう?まだ体力回復してないよ〜。


「ま…待って。そんなに急がなくてもまだ時間あるよ。もう少し休も?」


あたしがそう言った瞬間、大ちゃんの顔が険しくなった。


そして


「…ふざけんな。こっちかって暇じゃねぇんだよ。」


あたしに向かって静かにその言葉を言い放った。


さらに


「…もういいや。俺帰る。」


まさかの言葉だ。


「その道まっすぐ行けば空き地に着くから、あとは1人で行けよ。…じゃあな。」



そう言った大ちゃんはホントに帰り始めた。



突然過ぎて何も出来ない。