「ふ〜ん…まぁいいや。てか…ホントにどこ行ったんだろね冬馬?」
「ん〜…分かんねぇ。」
もう手掛かりがない。
と、その時
「ねぇ…3人の思い出の場所とか無いの?」
遠藤が口を開いた。
その質問に奏太が
「…まぁ、だったらあそこしかないよね?」
と、俺の方を見ながら答えた。
「…だな。けどあんなとこにいねぇだろ?」
「あそこってどこ?」
遠藤は興味津々だ。
まぁ
俺たちの思い出の場所って言ったら当然だけど…
「空き地。」
「空き地?どこの?」
「そこの森の頂上だよ。」
そう言って森を指差す奏太。
「……。」
遠藤はジッと森を見てる。
…嫌な予感がする。
「行こう!!」
「絶対いねぇって!!」
マジで最悪。
めんどくせー。



