「お前…なんかスゲーな。」
奏太の話を聞いた俺は驚きっぱなしだった。
「はは…別にそんな事ないよ。今は楽しいしね。ここに帰ってきて良かった…。」
奏太はホントに嬉しそうに笑った。
「…てか、ユキちゃんは連れてこなかったのか?」
「うん。親とケンカした時は自分の事でいっぱいいっぱいだったからさ…連れてくるの忘れた。」
ケンカか…
そんなの奏太には無縁の事だと思ってたけどな〜。
つーか、
「ユキちゃん見てみたかったな〜。」
「また今度会わせてあげるって。スッゲーかわいいからびっくりすると思うよ。」
「ふ〜ん…まぁ会えるの楽しみにしてるわ。」
どんな子なんだろ?



