隣に並んで食事を
していると、ある違和感に
気付いた。
隣に座る郁の方から
マリン系の良い香りがする。
私の家にマリン系の
シャンプーなどあったのだろうか。
「ね、何のシャンプー使った?」
私は念のため
郁に問いかけた。
『えーっと、青いやつ。青いクリアボトルに入ってたや』
「ええ!?」
郁の言葉を最後まで聞かず
食事もそっちのけ私は立ち上がった。
そしてお風呂場まで急ぐ。
さっきまで使用されていた
お風呂は、
まだ湯気がたちこめていた。
同時に郁の方から
漂ってきたマリン系の香りが
薄く残っている。
お風呂場の鏡の前には
青いクリアボトルのシャンプー達が
綺麗に並べてあった。

