「あたしのせいだ」






この言葉だけが

ずっと頭を駆け巡る。



私なんかと付き合わなければ、

この道を通らなければ、

走って渡ったりしなければ…。






私が達也を殺したんだ。






私なんかいなければ
よかったのに。



私の変貌ぶりに、
毎日、泣いてるお母さんを見るのも辛くて、

家の玄関に立つのも、

思い出がつまった部屋にいるのも耐えられなくて






私は、家に帰らなくなった。