泣き恋


「勝手に合流してごめんね。
でも、私もあんまりクラブとか詳しくないから。

友梨さんは超いい人だし、
私も信頼してるから!」


真希が早口で私にいう。


「困ったことがあったらなんでもいってね。

一応、このへんじゃ顔きく方なんで(笑)」



友梨さんの明るい雰囲気と
フワっと香る爽やかな香水が

ちょっとだけ、私を安心させてくれた。

時々見せる、優しい視線に

「もしかしたら、
私のことは全部知っているのかもしれない」


そう思った。


ここまでしてくれる
真希のためにも


今日だけは笑顔で過ごそう。



この時は、
そう心に決めていた。