らぶ★ぱにっく-lovable person-




また独りになって、何も充実しない毎日が始まるの?



生きてる実感がない、あの感覚をまた味わうの?



やだよ…




卓都がいないとあたし、本当に生きて行けないんだ







「なんて…言うと思った?」

「…あ…ック…」

「別れねぇ…絶対に離さねぇ」

「あ…あぁ…た…く」




どうしよう、苦しい…
息が出来ない




あたしは卓都の首の後ろに腕を回して助けを請う



あたしの異変に気づいた卓都




「要?!!!!!おいっ…」

「…あ…っ…あ…」

「過呼吸か…っ」




卓都は素早くあたしの口に紙袋を被せた



スースースー



しばらくして、息が出来るようになった。



卓都はあたしの髪に指を絡めてあたしを見つめている





「ごめん…な…俺、最低だな」

「卓都…ありがとうね。助けてくれて」




最低じゃないよ…
卓都は助けてくれた