らぶ★ぱにっく-lovable person-





「ふ…っ…」

「要、俺な…」

「いいよ…亜弥さんが好きなんでしょ?あ…あたしは大丈夫。全然平気…だから」





あたしは卓都から別れの言葉を聞きたくなくて、自分から別れを切り出した




大丈夫な訳ない。
全然平気じゃない



悲しくて苦しくて壊れそう




「…大丈夫…っきゃ…」



下を向いて涙を堪えていると腕を引き寄せられた



「分かった…別れよう」




そう小さくあたしの耳元で呟いた。













本当に…別れるの…?





自分から言ったのに信じられなくて足がガクガク震える





本当は心のどこかで、卓都は止めてくれるって思ってた
まだ、卓都はあたしの事好きだって信じていた





わ…別れたらあたし達どうなるの?



卓都があたしから居なくなったらあたしはどうなるの?



あたしには何も残らないんじゃないの?




そんな事が頭の中を駆け巡る




また…ヒトリ二ナル。