「奏、隆平、高志」
「うはーっ!!!マジで事故ったの?」
若干興奮気味の奏と隆平
「ごめん、止めたけど聞かねぇから」
苦笑いの高志。
こいつはいつも1人だけ大人びている
「や、暇してたし…」
「要ちゃんは?」
少し低い声で隆平は言った。
こいつだけ知ってる事があるから
こいつはまだ、要の事好きだから
ちゃんと2人で話さねぇといけないことがある。
「もうすぐ来る。多分」
「ふーん」
なんなんだ。
この居にくい空間は
ここ俺の病室なのに、すげぇ居にくい
その時…タイミング良く要が戻ってきた
「…ただいまー。あれ?みんなどうしたの?」
「要ちゃーん!!!」
「わわっ!!久しぶりっ」
なんの躊躇いも無く、要に抱きつく二人に少し腹が立った。
「…結婚式以来だね」
「うん♪奏は元気だった?」
「まあまあ、だねー」
勝手に盛り上がる2人

