「本当はそっちが良いけど…俺が退院するまで実家に帰ってて?じゃねぇと…心配だから」 「…ん、分かった」 本当に心配性な卓都。 だけど、それだけあたしの事を大切にしてくれてるのかな?って考えると、嬉しくて顔の筋肉が緩くなる。 「毎日、お見舞い行くからねっ」 「おう。」 「おやすみなさいっ」 そう言って卓都の唇にキスをすると、素早く病室を後にした。