「…たっくん…助け…て」






亜弥が…
肩を震わせて必死に声を出して俺に言った





俺は…無意識に要の手を放して亜弥の元に走って行った




放っておけなかった…





要には、俺がいるけど亜弥には誰も居ない



幼なじみで、亜弥の事を一番知ってるのは俺だから…



放っておけなかった






けど…この選択が間違っていたって気付くのは…
































すべてを失ってからだった―…