「ヒナノー?なんかいい事あったわけ?」


「っへ?」


学校につくなり、


友達の香代がニヤニヤしながら


話しかけてきた。


「まーさーかーっ!彼氏?」


って、違うわ。


「ううん。お母さん」


「あぁ~。言ってたね。どう?優しい?」


「うん。超綺麗」


「ふ~ん。今度ヒナん家行くね?ってか、買い物行きたい~っ」


って、話変わりすぎ。


「あ~、あたし金欠。小遣い貰ったらメールするわっ」


「まーぢ?んじゃ、メールよろしくね」


「はいはーいっ」


なーんて会話をしながらあっとゆうまに


放課後。


学校から家まで歩いて15分。


しかも一人で。


あーぁー。部活はいればよかった。


テニス部の香代が着替えてる横でため息つく。