次の日から佐藤が気になって目でおってしまってる。

どーしよー・・・
目が離せないよーーー・・・

この時、あの子が見ていたなんて考えてなかった・・・。




やばいよ・・・・・・
あいつの事が気になって授業も耳に入らない・・・

こんなのおかしいよ・・・
好きじゃないのに・・・


うん・・・・・・!!!!好きじゃない!好きじゃない!!


そう思ってたら莉那がしゃべりかけてきた。

「ねぇ?今日一緒に帰ろうよ。」

真剣な顔で言われたからきっと話があるんだろうと

「うん。いいよ」

そう答えた。





莉那と一緒に帰ってるのはいいけど、
なにこの沈黙・・・

しかもこの微妙な空気・・・

そしたらいきなり莉那がこっちにむいて

「もしかして奈々ってあいつの事すきなの?」

「あいつって?」

「佐藤の事だよ・・・!!」

「・・・え・・・?」

この時なぜか否定できなかった・・・。

「私、この前見たんだ。奈々が佐藤の事見てるの・・・。だからもしかしてって思った。でも・・・!でも!!奈々は協力してくれるって言ったから・・・!奈々を信じようと思ったよ・・・?でも・・・・・」


莉那がそんな事を思ってたなんて・・・・・。



でも、今の私はわからない・・・・・・

好きなのか好きじゃないのかわからない・・・・・

だから今私が言える事は決まってる・・・


「ごめん・・・・・奈々・・・・・わからないんだ・・・」


「わからないってなに?」

「・・・・・・ごめん。」

「もう・・・・もういいよ・・・!!」

「奈々っ・・・!!!!!」



私、奈々の事気づつけた・・・・

でも・・・・ほんとうにわからないの・・・・・


ごめんね・・・・奈々・・・・・・

友達を裏切った罪悪感と佐藤の事をどう思ってるか考えながら家に帰った・・・・・・。