ー…そんな日々が1ヶ月続いた11月。

俺は切れた。

毎日飲む大量の薬。血を流さないようにしなければならなくて、神経は疲れていた。

なにより、ひたすら無視に近い状況が続き、頭にきていた。

「っなんだよ!言いたいことがあるなら言え!いつまでも、避けんじゃねぇ!」



本当にムカついていた。


2ヶ月前まで、自分はクラスの中心で笑ってた。
でも今は、すっかり変わり、俺はいないも同然の扱い。

しゃべりかけてくるのは、左京と涙花くらいだった。 つらい…そう思うと、奈落の底に落とされたようだった。

でも、弱気を吐けなかった。

倒れてしまいそうなほど怖く、何度も足がふるえる。

けれど、そんなこと知られたくなかったし、高いプライドが、それを許さない。


「……じゃあ言うよ」

そう言って沈黙を破ったのは、かつてグループにいたハルキだった。




「できれば、近寄りたくないんだ」