救急車!ダレカ、救急車

ヒトガ倒レテマス!

ダレカ、イズミヲタスケテ




涙花の怒鳴り声も俺を揺さぶる手も


もう何も感じなくなった

ゆっくり閉じる瞳の中、涙花は目に涙をいっぱいためていた。

そして静かで真っ暗な雲の上にいるような感覚に襲われる。


ー…今まで全力疾走してもなんともなかったのに…



毎日からだがだるかった。







もしかしたらって思ったから、おじさんについてきてもらって検査を受けたんだ。

三ヶ月前に。

きっとそうなんだ


¨見た目はなんともない¨
¨この状態が8~10年続く¨