「…!…!!…!!!」

『悪魔』

退学処分を言い渡された事よりも、その二文字が私の胸に突き刺さりました。

災いを運ぶ者。

不幸を招く者。

そんな者を、この学園に置いておく訳にはいかない…。

その言葉の重さ、そして心の痛みに思わず跪き、ポロポロと涙が溢れ出してきます。

ああ…やっぱり…。

やっぱり私には、こんな幸せで温かな生活は許されないんだ…。

悪魔の私は、一生孤独な日々を送り続けなければならないんだ…。

こんな楽しい学園生活は、夢でしかなかったんだ…。

目の前の景色が、全て音を立てて崩れ落ちていきます…。