そんな風紀委員会委員長のミーシャさんが、私に何の御用なのでしょう。
「リリム・リリアさん、貴女が転校してきて以来、学園内は少々混乱を来たしています。生徒達は貴女見たさに授業をサボタージュする者が続出し、学業を疎かにした挙句、学園全体の学力低下が懸念されています。また部活も、強豪と言われた天空宮の戦闘系クラブが軒並み成績を下げる始末。これもまた、貴女が転校してきて以来の異変です」
「……!」
それは私も肌で感じ取っていた事。
返す言葉もありません。
「おい、風紀委員の姉ちゃん!」
白虎君がミーシャさんに食って掛かります。
「学力はともかくとしても、部活の成績が悪いのは俺達が不甲斐ないからだ。リリムのせいじゃねぇだろう!」
「いや!学力にしたって、成績をキープできる奴はできてんだ!リリムに責任はない!本人の自覚の問題だ!」
斑鳩君も私を弁護してくれます。
しかし。
「ですが、学力低下もクラブの成績低下も、リリムさんの転校後に起こった事。歌姫である彼女に現を抜かしている生徒が増えている事は、紛れもない事実です」
「リリム・リリアさん、貴女が転校してきて以来、学園内は少々混乱を来たしています。生徒達は貴女見たさに授業をサボタージュする者が続出し、学業を疎かにした挙句、学園全体の学力低下が懸念されています。また部活も、強豪と言われた天空宮の戦闘系クラブが軒並み成績を下げる始末。これもまた、貴女が転校してきて以来の異変です」
「……!」
それは私も肌で感じ取っていた事。
返す言葉もありません。
「おい、風紀委員の姉ちゃん!」
白虎君がミーシャさんに食って掛かります。
「学力はともかくとしても、部活の成績が悪いのは俺達が不甲斐ないからだ。リリムのせいじゃねぇだろう!」
「いや!学力にしたって、成績をキープできる奴はできてんだ!リリムに責任はない!本人の自覚の問題だ!」
斑鳩君も私を弁護してくれます。
しかし。
「ですが、学力低下もクラブの成績低下も、リリムさんの転校後に起こった事。歌姫である彼女に現を抜かしている生徒が増えている事は、紛れもない事実です」


