「そういえば加奈さんなんですが…」


少しためらいがちにに角島が口を開いた。





「加奈が…なにか?」



「彼女、かなり若いですよね?」



「…そうですね」



いくら変装していても、ヒースはまだ高校生だもんな。





「最初は間違えたかと思いました。でも、しっかりしてますね」


「ガキみたいな扱いをすると投げ飛ばされますよ」



初対面でもあいつは容赦ねぇからなぁ(笑)



俺が笑うと角島さんも笑った。



すると急に暗くなった。


それと同時に前のステージにスポットライトが当てられた。




『皆様、お待たせしました!これより角島ご夫婦主催のパーティーを開催いたします』



とうとう始まりか。



俺は周り気を配った。