タイミングっていうか、やっぱり気まずいんだよなぁ。


だから解約書もそのまま。



俺は居心地が悪くなって職員室を出た。



ほんと、ああいうのを見ると暇人って思う。








「山岸先生」


「雷下先生…」



後ろに振り替えてみるとそこには、雷下ことライがいた。



そういえば、こいつとも話してなかったな。




「少しお時間いいですか?」


ライはニコッと笑うが月乃に言われてから、こいつの笑う顔も嘘っぽく見えてきた。



「…はい」


なんだかんだでライに誘われて俺達は屋上に上がった。














「話ってなんですか?」



正直、こういう真意のわからない人間は苦手だι