「ん~。冷さんから教えてもらった!」



冷さんι



「なに?今日は1人なわけ?」


「今日“は”じゃない。これからも1人よ」



私はラックに解約書を渡したし他の奴とも組むつもりはない。



「ふ~ん…。…でもさー」


ライは興味なさそうに呟いて、ターゲットの顔を覗きこんだ。



「冷さんの資料見たけど、ほんと最低な奴だよね」


ライはクスッと笑う。



「"自分"の欲を満たすために借金したあげくに"自分"を守るために人を殺した。
全てが゙自分゙中心。

社会のクズって感じだよね」



ライはアハハッと笑う。

無邪気な子供のように…



「…ライは、いつまでこの世界(闇)にいるつもりなの?」