警察はこいつの予想通りに自殺と判断し事件は終了。



当のこいつは借金がなくなったことで、今出てきたビルの中にあるギャンブルに入り浸っている。





まぁ、ようするに救いようのない人間。





「任務開始」



私はターゲットの前に躍り出た。



「またギャンブルですか?」



「……はい?」


ターゲットはいきなり出てきた私に驚いているみたい。



「やっと借金も換算できたし、思う存分楽しんでいるんでしょうね」



「…君、何を言っているんだい?突然現れて」


ターゲットは苦笑いになている。



「会社ではどれだけ持てはやされているか知りませんが
裏ではギャンブルに会社の金の横領、そして部下殺し」