今からは…仕事に集中。


ここでは余計な感情はいらない。



必要なのは…ターゲットを殺すという使命だけ。







そう自分の中で唱えて目を開いた。



この瞬間、さっきまでの感情を私は封印した。



今、ここにいる私は冷血の花『ヒース』



私はワイヤーの罠を張ってターゲットを待った。








程なくしてターゲットの男が隠れるようにビルの裏口から出てきた。



スーツを着て仕立てのいい格好をしている。


大手の会社に勤めるエリート。会社の信頼も厚いらしい。

でも裏では無類のギャンブル好き。

そのせいで何百万の借金を作り会社の金を横領
それが会社にバレそうになり部下であった人に罪をきせ
終いには自殺にみえるように殺した。