なかなか、いい腕だがそこまで強くない。



もうそろそろ終わろうか。





「ヒース!」


そんなことを思っていたらラックが部屋に入ってきた。




予定よりは早かったな…





「なに!?もう1人いたのか!?」



ターゲットは焦っている様子だ。


すると1人の男が胸ポケットから銃を取り出した。





「ヒース!」


ラックが後ろから叫んだ。





ヤバイ……!













“パンッ-”







・・・乾いた音が鳴った。




「どっ…どうしてだ・・・」


ターゲットが呟いた。



ターゲットだけでなく巨体の男も、ラックまで目を見開いている。





そりゃあ驚くかもね。


だって…私は生きているから。





お遊びもこれでおわりね。





「ターゲット、弓極。これでさようなら」


私がそう言った瞬間、3人の血が舞った。





「…任務完了」