--聖side--



月乃が俺を殺そうとしていた奴を捕まえた。


それから連絡はない。




「どうすっかな…」


俺は天井を仰いだ。




今は放課後でここには誰もいない。


なんか…モヤモヤする。





“コンコンッ”



ドアをノックする音が聞こえた。




そこには…



「少しいいかしら?」



もう定番となりつつある登場シーン。





「月乃…」



なんとなくだけど、もうそろそろここに来る予感はしていた。




「あぁ。なんだ?」


俺はイスに座りなおした。





“ガチャ”


月乃はドアを閉めて鍵も閉めた音が聞こえた。





「話があるの。

--要件、わかるよね?」




もう月乃の目はマジだ…