「組織は昨日の女を血眼になって探しているみたいだぞ。 --で、どうするんだ?」 冷さんが私の前に飲み物を置いた。 「…なにがですか?」 私はジュースをさしてあるストローで一口飲んだ。 冷さんはフッと笑う。 「わかってんだろ?こんなことやったって解決にはならないってことぐらい」 ・・・・。 「明日、決断させます。ごちそうさまでした」 私はバーを出た。 さぁ、もうラストスパートだ。