弓極はニヤッと笑った。





「…私が来ることを知っていたの?」



「いや……お前のことは警備から連絡がきた。つい4日前にもお前と同じように私を狙った無粋な奴がいたからな」



だから警備の人数が多かったのか…




「まぁ、そいつも消したがな。さぁ吐いてもらおうか。
誰の指示だ?」



「そんなの言うわけないじゃない」



そう言うと弓極の顔が一気に赤くなった。




「なら、もういい!!こいつを殺せっ!」



指示をすると男達は剣を取り出して襲いかかってきた。






ややこしいことになったな。


ま、問題はないけど。





私は奴らの剣をかわした。見た目に似つかず素早い。



ターゲットはなかなか攻撃が当たらないことにイライラしているのか腕を組んでこっちを睨んでいる。