打ち合わせが終わるとヒースはいきなり言いだした。
「つまんないって何がだ?」
「足達さんが雇った殺し屋よ。気配はあるけど襲ってこないわね」
…それは早く俺を襲えと?
複雑な気持ちだが、いつ襲ってくるかわからない相手から護衛するのは確かに疲れるか…
「もうめんどくさいわ!」
そう言ってヒースは立ちあがった。
「作戦変更よ」
「・・・はい?」
俺は頭を傾げた。
4日目の夜。俺は昼の格好で家を出た。
ヒースに護衛を頼んだ日から仕事以外の外出は避けていたが昨日、ヒースにあえてするように言われた。
ようするに囮になれってことだι
いくら早く終わらしたいからって好きな奴に囮になれと言われたのは結構ショックなわけでι