次に目が覚めたときにはまた知らない天井の下にいた。



私はベッドに寝かされていた。



ここは…?



ゆっくり起き上がるとズキッと右腰が痛んだ。



見てみるとそこは丁寧に包帯で巻かれていて私の服装も変わっていた。



周りは白いカーテンに遮られている。



静かだ。



するとシャッとカーテンが開いた。



そこにいたのは…



「おっ!目覚めたみたいだな、月乃」



コンビニの袋を持って笑う冷さんだった。



“月乃”…その名前で光の世界に帰ってきたと思い知らされる。



「冷さん。ここは…?」



「ん?病院だ」



そう言いながら冷さんはベッドの側にあったイスに座った。



「病院…」