相手の雰囲気や状況を瞬時によみとり、相手が本当に嫌なことはしないし相手の領域には無理やり入ってこない。



今回は無茶なこともされたけど、数年前はそうだった。



そして諦めの判断も早い。



ある意味、ラックとは反対のタイプね。




「そう。…なら、さようなら」
















そう告げて私は引き金に指をかけて拳銃を撃とう








としたけど…







「やめろっ!ヒース!」



それを止めたのは…ラックだった。



ラックは私の肩を掴んで離さない。



顔は強張ってるし…




「何?手、離してよ」



このままじゃ撃てない。




「離さない!」



珍しくラックは反抗する。