「でも顔は予想外って感じじゃないわね」



鎖紺は余裕たっぷりに笑っている。



まるで、そんなことは小さなことだというように。



「さて…、ヒース!最後の誘いや。

“俺らの仲間になる”か…“死ぬ”か選べや」



鎖紺は私と目を合わせた。




そんなのとっくに決まってる。


私はフッと笑った。



「答えは…どっちも“NO”よ!あなた達の仲間になるなんて毛頭ないし死にもしない。

私はお前を潰す!」




宣戦布告よ!




周りがシン…となった。



「フッ……そうか。残念やわ。ヒースみたいな才能ある奴を葬るんわ」



鎖紺は少し笑い


“パチンッ”


と指を鳴らした。