ニヤッと笑う。



その嫌な予感が1日でもいいからズレてほしかったわ。




「安心せいや。ヒースの大事な武器はあそこにある」



鎖紺が指を指した場所には、私のワイヤーと短剣があった。



今すぐ取りに行きたいが…鎖紺の目はそれを許さない。




「にしても…やっぱり助けに来よったか。ラック」



鎖紺はラックのほうを見た。



「ヒースは否定しよったが俺は初めて見たときからわかっとったで。助けに来るって。

まぁ、ここまで侵入されるんは予想外やったけどな。

あと…氷河 冷が協力したのも…な」



鎖紺は監視カメラを見た。



きっと監視カメラを通して冷さんに言っているんだろう。