鎖紺と最初に会った時から一筋縄でいかないことぐらい…



でも!!



「じゃあ冷さんはなんで俺にあんなことを聞いたんだ?!
本当は冷さんもヒースを助けたいと思ってんだろ?!」



冷さんは俺の言葉に黙った。



「俺は1人でも絶対あいつを連れ戻す!」



俺はそう言って立ちあがった。



もう…、あいつがいない暮らしは考えられないんだ。












「……待てよ、聖」



店から出て行こうとしたら冷さん呼びとめられた。



「お前…覚悟はできてんのか?ラックとしても…」



冷さんがサングラスをかけた。



「…あったりめーだろ!」



俺はニッと笑った。