少し気分が落ち込んでいたら冷さんに言われた。
「な…っ、なんでそれを…?//」
俺はつい顔が赤くなってしまった。
冷さんは呑気にタバコを吸いだした。
そう。
俺は月乃が好きだ。
でも、このことは誰にも言ってないはずなんだが…
「ははっ!見ていりゃあ、わかるよ。案外、わかりやすいんだな」
冷さんに俺をからかってきた。
「…あぁ、そうだよ!俺は月乃が好きだよ!」
俺は半分投げやりに言ってやった。
いつからかはわからない。
ただ気付いた時には月乃と離れたくなくなっていて、ずっとあいつのことを考えた。
「俺ってそんなにわかりやすいか…?」と呟いた。


