「・・・長い黒髪に見えない武器、そして青いピアスの美少女。
まぁそこは噂通りっぽいな」
ラックはニヤッと笑った。
間違っているわ。
私、美少女じゃないんだけど。
でも訂正するのも面倒くさい。
「さてと…早速お前達に会ってもらったんだが…」
冷さんは真面目な表情で私達を見つめた。
「2人にはパートナーを組んでもらいたいんだ」
っ!?
急に空気が変わった。
パートナー…?
こいつと…?
「断ります」
冷さんの提案に私は否定した。
「即答かよ…。まぁ俺も納得いかねぇけど」
「なんでですか?私、今まで1人でやってきたのに…」
ずっと1人でやってきたけど、今まで失敗は0。
数々の注文にも忠実に従ってきた。
それなのに・・・・
「俺もずっと1人でやってきたんですけど」
「確かに今まで2人は単独でやってきた。実力も認める。
だが2人じゃなきゃ出来ない仕事もある。だから2人には組んでもらいたいんだ」


