最初のうちは平気だったが、どんどん体力がすり減ってきて疲れてきた。


周りには倒した男達が倒れていて辺りには血の匂いが漂う。





「はぁ…、はぁ…」



とうとう肩で息をし出してしまった。



だけど男達は少し残っている。





「さすがのヒースもこの人数を相手にするのはキツいやろ。

それでもまだやるんか?」


鎖紺は嫌な笑い方で問いかけてきた。





「はっ…!何回も言わせないでよね」




そして私は短剣を握りなおしてまた男達に向かって行った。



また人を斬る。


血が舞う。




限界が近づいてきて、意識が朦朧としてきたときに後ろから













“バンッ!!”













大きな嫌な音がした。